Cross Talk 02

SE社員座談会

日々挑戦を続ける若手のSE社員3名と、長年SE職としてさまざまなシステムに携わってきた先輩社員に、仕事内容をはじめ、仕事のやりがい、これまでの挑戦などを語っていただきました。

  • システムビジネス部
    ソリューションビジネス開発担当

    R・Kさん

    入社2年目
  • 印刷・情報ソリューション部
    コンテンツ担当

    R・Mさん

    入社3年目
  • 印刷・情報ソリューション部
    コンテンツ担当

    H・Kさん

    入社4年目
  • システムビジネス部
    ソリューションビジネス開発担当

    K・Tさん

    入社26年目
1現在の仕事内容

ゴムメーカーの設計⽀援ツールのシステム開発や、KDCが提供するサービスサイトのバックエンド開発業務

R・K

お客様であるゴムメーカーの設計支援ツールのシステム開発業務をメインに行っています。長年受注をいただいており、毎年約1年かけて取り組むお仕事です。昨年度の設計書を基に、お客様のご要望を加えて編集し新しい設計書を作成するほか、設計書に沿った開発や動作試験などを行っています。

K・T

R・Kさんは見積もりを算出するツールも作っているんだよね。

R・K

そうですね。プログラムや設計書の修正に必要な時間や金額などをシミュレーションし、過去の実績を踏まえて見積金額を出すツールを作っています。長年、システム開発に携わってきた方であれば、修正にかかる大体の金額や時間は分かると思いますが、配属されたばかりの新入社員にとってはさっぱり分からない状態です。算出ツールを使えば、お客様と話す中で「ここの部分を修正するにはどれくらいの時間と費用がかかりますか?」といただく質問に対し、概算でお答えできるツールを作っています。

K・T

ツールが算出した金額をそのまま見積書に載せることはしませんが、大体の目安でお客様にもイメージを持っていただくためのツールですね。H・Kさんは今、どんな仕事をしているの?

H・K

⼊社後、配属当初から、お客様である通信事業者が主催するキャンペーンのサイト制作を⾏ってきました。2023年度からメインで取り組んでいるのが、印刷‧情報ソリューション部の請求書発⾏サービスにおける請求書のレイアウトを編集するプログラムの品質改善業務です。キャンペーンサイトの制作経験を⽣かしながら、新たな視点を持ってより効率良く業務を進める⽅法やミスを少なくする⽅法を模索しています。これまで⼀緒にキャンペーンサイトの制作を担っていたMさんは?

R・M

今はKDCが提供している「はがきDM制作・発送WEBサービス “OCL“(オクル)」のHPのバックエンド開発業務を⾏っています。バックエンドなのでHPを⾒る⼈の⽬には触れない部分ですが、⽀払い処理や注⽂履歴の確認が適切にできるようにプログラムを書いて新たな機能を搭載しています。一つの機能にあたり、要件の整理から開発、動作試験、HPへ機能を搭載するまで2週間と短いサイクルで開発を進めています。

2仕事のやりがい

チームで協力しながら開発を進め、システムが想定通りに動いた時

R・M

チームで協力しながらHPに機能を搭載し、それが想定通りに動いた時、「やったぁ!」と達成感が得られますし、一番やりがいを感じます。

K・T

今、開発しているのはどんな機能なの?

R・M

注⽂履歴の⼀覧を付け⾜して、キャンセル処理ができる機能です。チームは全部で10⼈おり、HPの画⾯を設計するフロントエンドとバックエンドのメンバーがそれぞれいます。最初にチーム全員で、画⾯上で操作した時と実際の動作がどのようにつながるかを決めます。例えば、画⾯でDM(ダイレクトメール)のサイズなどを選んで「注⽂する」のボタンを押すと、注⽂内容に沿った画⾯が表⽰されるといった感じです。フロントエンドのメンバーが作る画⾯表⽰とバックエンドのメンバーが作ったものを組み合わせて、動作を試し想定通りに動いた時の達成感が⼤きいです。

K・T

システム開発といっても、R・Kさんが携わっているゴムメーカーの設計⽀援ツール開発は、最初に決めた設計内容で契約を結び、開発を進める方法のため、途中の設計変更が難しいです。Mさんが取り組んでいるのはリリースまで短い⽅法を取っていて、機能をどんどん追加していけるのが特徴です。適材適所で使い分けるので、開発⽅法によってプロジェクトの進め⽅は⼤きく違ってきます。

3これまでの挑戦

システムの設計から納品まで初めて1人で挑戦

R・K

今の担当に配属されて約半年経った頃、あるシステムにおいて、設計から製造、動作試験、導⼊、納品まで、先輩社員に教わりながらも初めて1⼈で取り組みました。既にあるシステムに表⽰されている⽂字を少し修正する業務で、⽂字の修正箇所などを⽰す設計書の作成をはじめ、製造、動作の試験、お客様先で利⽤されている機器へ導⼊し納品するまで⾏いました。直接お客様にご挨拶もできて、⾃分の作ったシステムが役⽴っていることが実感できました。さらに世の中にあるさまざまなシステムが作られる流れを知ることができ、以前よりも理解が深まりました。H・Kさんは仕事において、挑戦した経験はありますか?

H・K

通信事業者のキャンペーンサイト制作において、セルフチェックシートを作り、サイトの品質向上に挑戦しました。キャンペーンサイトを作り終えた後に、他の⼈に動作試験をしてもらい内容が設計書に沿っているか確認してもらう「レビュー」があります。レビュー前に、キャンペーンの実施期間や組み⼊れたデザインが間違っていないか確認する必要があるのですが、確認漏れをしてしまった⼈がいてレビューの際に⼤幅な修正が⽣じたことがありました。そこでサイトの制作後、⼀度⾃分で確認する「セルフチェックシート」を作って共有し、チームメンバー全員が⼀定の品質を保ったサイトを作れるようにしました。

K・T

レビューのチェックだけに頼って制作すると、間違いがあった時に修正してから再度レビューすることになり、確認者の負担が⼤きくなりますし、時間と⼈件費を考えると利益が少なくなりかねません。⼀定の品質が保たれた状態でレビューに臨む状態をセルフチェックシートでつくろうと考えたんですね。

4学生へメッセージ

KDCには皆さんの発想やアイデアを形にする場が整っています。ぜひ私たちの仲間に!

R・K

私は就職活動をした時、やりたいことが決まっておらずとても悩みました。⽂系ということもあり、SEはあまり考えていませんでしたが、実際に働いてみたら良い意味で想像と違ったなと感じています。

R・M

SEにどんなイメージを持っていたの?

R・K

1人でパソコンに向かってずっと作業するようなイメージでした。SE職に就いてみて1⼈ではなく、チームで一つのプロジェクトを進めることや、プログラミングだけではなく設計や動作試験などもあると知り、良い意味で想像と違っていました。ぜひSE職も視野に⼊れてみてほしいです。

R・M

システムの開発に携わることで、⾝の回りのさまざまな所にプログラムがあることに気付き、物の⾒え⽅も変わってくるのが⾯⽩いなと感じます。そういった物の⾒え⽅などを楽しむ気持ちがあれば⽂系でも理系の⽅でも楽しんで働けると思います。H・Kさんはどうですか?

H・K

就職活動って自己分析などを通して、自分のキャリアを整理したり、見つめ直したりする機会だと思います。周りの意見やテレビ、SNSに影響されすぎずに、自分自身が納得できる選択ができれば悔いは残らないと思います。

K・T

就職活動中は自己分析とかたくさんしたの?

H・K

そうですね。周りがしていたのでやっていました。

R・M

さっき言ったことと真逆じゃないですか(笑)

(一同笑い)

H・K

自分自身の経験を踏まえたメッセージを送りました。Tさんからのメッセージはありますか?

K・T

ほとんど皆が言ってくれましたが、SEは技術職で日々勉強しながら仕事することになるので、他の職種よりも自分自身の成長を実感できると思います。1年、2年と時間を重ねるにつれて、1年前の自分よりもできることが増えたと実感できるのが魅力です。
また、KDCには皆さんの新しい発想やアイデアを形にできる場が整っています。新しい技術やシステムを生み出すには若い方の柔軟な発想や感性がないと難しいのが現状です。私がひらめいたとしても作るところまで考えてしまい、前に進みません。若い方は経験がない分、創造に制限がなく無限に広がるはずです。KDCには皆さんの発想やアイデアを形にする場があるので、ぜひ私たちの仲間に加わってほしいです。

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