株式会社KDC新卒採用

Cross Talk

印刷現場で働く社員座談会

1日に最大500万枚の請求書やDM(ダイレクトメール)などを印刷できる現場の最前線で働く社員を代表する4名にお話を伺い、仕事の内容をはじめ、やりがい、これまでの挑戦などを語っていただきました。

  • 印刷・情報ソリューション部
    プロダクションマネジメント担当

    K・Aさん

    2023年入社
  • 印刷・情報ソリューション部
    バリュークリエイティング担当

    K・Oさん

    2009年入社
  • 印刷・情報ソリューション部
    プロダクションマネジメント担当

    N・Tさん

    2008年入社
  • 印刷・情報ソリューション部
    プロダクションマネジメント担当

    T・Nさん

    1998年入社

※インタビュー内容は取材時点のものです。

1現在の仕事内容

印刷のあらゆる工程を改善し、業務効率化や品質向上に取り組む

K・A

*印刷工程における業務を効率化するほか、品質をさらに向上させる取り組みを行っています。複数の取り組みを同時並行で進めていますが、大きなものでいえば、スケジューラソフトの導入があります。これは、お客様から受注した案件の業務内容をはじめ、現場で働くメンバー人数、印刷機などの使用予定などを鑑み、印刷現場で進む業務のスケジュールを効率的に立てるものです。私が今の担当に配属された際、スケジュールツールはありましたが、手で入力する部分が多かったんです。これをさらに効率的にできないか考え、自分でツールを作り、先輩社員に相談してみました。すると「これを機会に専門的なソフトを使えるようにしてみたら?」とアドバイスを受けました。そこから私がリーダーとなり、今は2025年春からの運用開始に向けて準備を進めているところです。

*印刷工程…KDCの印刷工程は、レイアウト編集、印刷、圧着、封入、封緘、仕分け、発送の7工程から成り立っています。

T・N

従来使っていたスケジューラツールだと、時間の単位が大きいことが課題でした。そこで分単位で業務計画を立て、時間を細分化し、空き時間を可視化することで、さらに生産性が向上するのではないかと考えました。ソフトを導入するには、システムの知識も必要となってくるため、Aさんがシステムビジネス部と協力して導入を進められるようサポートしています。Tさんは?

N・T

私は、印刷から発送までの各工程にかかる費用の集計を行っています。印刷工程において、印刷する紙やインクなどにかかる「資材費」、機械などの修理にかかる「修繕費」、一般的に人件費といわれる「労務費」が三大コストといわれています。各工程でかかる費用を1日、1週間、1か月と集計することで、計画よりも費用がかかった工程と、その理由を明らかにできます。それらを現場で働くメンバーに共有し、費用を抑えています。こうした集計業務に加えて、機械を使って印刷された用紙にのりを付けて半分に折り、届いた時にペラペラと開けてもらう*DMに加工する業務も行っています。

*DM(ダイレクトメール)…企業から個人に送られるはがき、封書などの印刷物や電子メール。KDCでは、主にはがきや圧着はがきを活用したDM発送サービスのご提案を行っています。

K・O

私は、印刷から発送まで業務が円滑に進むよう進捗管理を行っています。Aさんたちプロダクションマネジメント担当が考える印刷の業務スケジュールがあるので、スケジュール通りに業務が進んでいるか確認しながら、遅れた時は軌道修正を図っています。

K・A

遅れた時の対応が大変ですよね。

K・O

そうですね。遅れが出た時は各⼯程で進捗管理を⾏うメンバーに遅れている⼯程を共有して、スケジュールを⽴て直し、それに応じて⼈員配置などを調整しています。印刷⼯程で遅れていて、次の段階に進めない時も時にはあります。そういった時は、その⽇以降の印刷量や業務内容など全体を広く⾒て、より効率的に業務を進められるよう翌⽇や翌々⽇に向けてできる準備などを⾏ってもらっています。

2仕事のやりがい

同じ目標に向かい、達成した時の喜びを仲間と分かち合えること

N・T

印刷の生産現場では、印刷、封入、圧着、発送とさまざまな工程が連携して成り立っています。毎日多くの人とコミュニケーションを取りながら、仕事を進めていくので、おのずと仲間意識も高まります。「高品質のものを、納期に遅れず確実に送る」という同じ目標を胸にメンバーが一丸となって取り組むので、計画通り達成した時の喜びを皆で分かち合えるのがやりがいです。

K・O

私もTさんとほぼ一緒で、計画通りに進められることに達成感が得られますね。現場を引っ張り、達成できた時に「うまく進められたな!」と感じます。Aさんは?

K・A

そうですね。言葉にするのが難しいですが、KDCの印刷工程を改善したい、もっと効率化したいという思いがあり、Nさんをはじめとする上司や先輩社員に伝えられれば、私のような入社2年目で若手の立場でも裁量が大きく、多くのことに挑戦できる環境だと思います。

T・N

そう思ってもらえているならうれしいね。

3これまでの挑戦

新入社員として配属後、取り組んできた仕事の多くが挑戦
大型印刷機を刷新し、お客様の求める色味に近付ける

K・A

今の担当に配属されて経験してきた仕事の多くが挑戦かなと思います。例えば、スケジューラソフトを導入するとなっても、配属当初は新入社員で、印刷工程がどういったフローで成り立っているのか、スケジュールを立てる必要があること自体も知らない状態でした。先輩社員や現場で働く方にも聞きに行くなどして、徐々に知識を付けていくところから始まりました。

K・O

印刷工程を知らないと、どこを改善すべきか分からないよね。

K・A

そうですね。あとはソフトを導入した時の費用対効果を算出したり、システムビジネス部と連携するための要件定義書を書いたりしました。常に初めてのことに取り組んでいるという意味では、配属してから取り組んできた仕事の多くが挑戦かなと思います。Tさんはありますか?

N・T

これまでで一番難しかったのは大型印刷機の刷新に伴って行った色味の調整です。約5年前、コスト削減などに向けて大型印刷機を刷新することになりました。私たちのお客様は企業様が多く、各企業のイメージカラーに忠実に合わせた色を印刷することが求められます。

T・N

色味を合わせることで、DMを一目見た瞬間に「あの会社から何か届いたな」と感じていただき、お客様の提供するサービスや商品の認知度、購買度の向上につなげられます。

N・T

その通りです。そして印刷機が変わったことで、それまで使っていた印刷機とは操作方法が大きく異なってしまいました。さらに印刷される色味も、従来と比較すると、薄い色や濃い色で出てしまうことが分かったんです。

K・O

調整が難しく、新しい印刷機でも、お客様にとってはKDCで印刷されていることに変わりはありません。お客様の求める色味を印刷する必要があるんですよね。

N・T

そうなんです。赤や青といっても、明るい赤、暗い青などさまざまです。現場のメンバーはじめ、NさんやOさんなどの協力も得ながら、幾度となく調整を繰り返し、なんとか思い通りの色味を印刷できる状態まで仕上げました。

4学生へメッセージ

自分の好きなことを探して大切に!応援しています!

K・O

自分の好きなことを大切に、就活頑張ってください!Tさんは?

N・T

好きな職種だけでなく、より多くの企業や職種を見ることをおすすめします。企業の合同説明会などから知った会社で、働く人や雰囲気と自分が合いそうな会社を候補に入れるのもいいかなと思います。仮に第一志望の企業にいけなくても、入社した会社で出会う人たちがいて、そこで成長できる自分もいるので、あまり抱え込まずに就活を楽しんでほしいなと思います。

K・A

そうですね。たまには息抜きしながら頑張ってください。応援しています。

T・N

これまでの人生を振り返って、興味を持ったものや好きなことを探してみるのがいいと思います。就活の面接でも何にでもいえますが、元気にハキハキと話していたら、それだけで印象が良くなるので頑張ってください。

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